DHAで生活習慣病を予防

DHAは魚に主に含まれている不飽和脂肪酸のことをさし、ドコサヘキサエン酸と呼ばれます。

血液の循環を良くする働きがあり、動脈硬化を予防するため、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中を引き起こしにくく、中性脂肪を減らすため善玉コレステロールが増え、高血圧や脂質異常症といった生活習慣病も予防してくれます。

この他、皮膚炎やアトピー性皮膚炎にも良く、脳の発達や機能を高めることができます。そのため近年ではアルツハイマー型の認知症の予防としても注目されてきています。

推奨されるDHAの1日の摂取量はどれくらい?

DHAは1日の摂取量が1g以上とるのが望ましいです。魚に換算するといわしなら2匹、マグロの赤身なら800gです。

これを毎日とるのは難しいので、DHAサプリなどを上手に活用すると良いでしょう。

なお、健康に良いからと言って多くとりすぎてしまうと、出血した時になかなか止まらなくなることがあります。また、吐き気やゲップなどの不快な症状が出ることもあります。DHAサプリメントなどで補う場合は摂取のし過ぎに気を付けるようにしましょう。

生活習慣病対策にDHAが良いとされる理由

生活習慣病にDHAが良いとされる理由にはいくつかあげられます。

まずは悪玉コレステロールを減少することができる、という点です。悪玉コレステロールは通常の場合、体の隅々に必要なものを届ける働きがありますが、過剰に増えてしまった場合、血液がドロドロとした状態になります。

DHAは善玉コレステロールを増やすことができるので、血液中の脂質のバランスを良い状態に保つことができ、高脂血症や動脈硬化の予防をすることができるのです。高脂血症や動脈硬化、糖尿病はサイレントキラーと呼ばれ、最悪の場合は死に直結する病でもあるので、血管の状態を良い物に保つことはとても大切です。

次に血栓ができにくくなります。血栓はできてしまうと血液の流れが滞り、心筋梗塞などを引き起こします。DHAには血管の老化を防止し、血栓をできにくくします。

この他、脂肪の燃焼を促したり、血圧や血糖値を下げたりする働きがあります。血圧の場合、たとえ血管内で血液が勢いよく流れても、血圧が高くなるのを防ぐことができます。そのためDHAは血管に関する病に効果があります。

生活習慣病対策以外でもDHAにはこんな働きが!

また、生活習慣病以外ではアルツハイマー型の認知症予防や記憶力の向上の効果があります。DHAは脳の中に含まれている成分のため、脳の伝達能力を高めます。

また、DHAの成分は細胞を柔らかくする働きもあるので、網膜での反射機能を高め視力も回復することができます。

精神を安定させたり、アレルギーを予防したりといった働きもあり、DHAは人間が生きていくにあたって必要となる効果が多くあります。いわしやさば、あじ、まぐろ、かつおといった冷たい海にすむ魚に多く含まれ、うなぎやなすにも含まれています。

生活習慣病予防だけでなく、目の健康を考えた場合やアレルギー症状を和らげたい時、ストレスをなくしたい時にはDHAを摂取すると良いでしょう。